15代目クラウン高速試乗「3.5 Gエグゼクティブ/ハイブリッド」220系/2018年-現行/第2世代トヨタセーフティセンス/実用性

第2世代トヨタセーフティセンスはだてじゃない!

と何げなく書いてからアムロの声がよぎるあたり、年齢を感じざるを得ない僕ですが、とにかく、これは凄いとしか言いようがないです。

 



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その前に210系「マジェスタ」が搭載していた<トヨタセーフティセンスP>をご紹介します。

2016年のマイナーチェンジ時点で搭載されたシステムでも高速道路追従システムの完成度は非常に高かったです。

80km/hに設定しておくと、前の車に付いていきます。

前車が70km/hになると、同じく70km/hで追従。

停止までしてくれます。

割り込み車があれば、それに対応した速度に。

運転手がブレーキを踏もうかな、というタイミングでは既に減速し始めています。

初期反応は早く、その分、所作はゆっくりしているので安心して任せられます。

追い越し車線に移動すると、自然に設定速度まで加速。

このへんの利口ぶりには驚いたものです。

『これがあれば疲労は3割減るよね』と同僚と話したことがありました。

 

街中でのGエグゼクティブ試乗記は>>>こちら

 

これに第2世代<トヨタセーフティセンス>はステアリング支援が備わります。

緩いカーブなら手を添えているだけで勝手に曲がってくれるのは、最初だけ少々、気味が悪いです。

しかし、数分もすれば(当然、僕を含む)ほとんどのドライバーより車線中央を維持する能力が高いことが分かり『任せよう』という気にさせてくれるでしょう。

厳しいカーブの場合は多少、ステアリングを操作する必要があるところが絶妙。

おそらく、システムの能力からして自動運転も可能なのでしょうが、ドライバーに寝てもらっては困るので、こういう配慮をしているのだと思います。
※国交省の指示による制限があるせいでもあります。

何でしょうか、この対話しながら運転している感じ。

ほとんどはクラウン自身が運転してくれているのですが『主は私だ』感はしっかり残っています。

疲れは正味、半減するし、楽しい感覚は増すという、とんでもないシステムだと思います。

機械に任せるなんて、とお思いの方、是非、お試しください。

トヨタはカメラとレーダーを併用しているので、悪天候でも追従システムのキャンセルが出にくい点も高評価です。

迷っているのなら、距離にして100kmくらい走れば、貴方は買ってしまうでしょう。

 

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○15代目クラウン 高速道路走行後 評価表○
≪非常に良い・良い・普通・悪い・非常に悪いの5段階で評価しています≫

価格対評価 非常に良い+
運転楽しい度 非常に良い
後席居住性 非常に良い
リセール価値 非常に良い
故障のしにくさ 非常に良い
部品の安さ 良い